マーベルレジェンドについて知っている範囲で書きます。

マーベルレジェンドはスポーンと並んで私がアメトイにハマる要因となったシリーズであり、今でも人気の高いシリーズです。

そもそも昔はトイビズ社が販売しており、今はハズブロ社によってそのシリーズは引き継がれ、品質も年々確実に高くなっていっています。

そんなマーベルレジェンドシリーズをメインとしたほかのマーベルの6インチフィギュアシリーズについてご説明できればと思います。

※間違っている点や個人的な意見も含まれています。

マーベルレジェンドシリーズ販売前

トイビズ社ロゴ

Charan Toys社は1988年にカナダケベック州で設立された玩具会社ですが、同年にToy Biz(トイビズ社)に社名を変更しました。(ウィキペディアによる)

1998 年、Toy Biz は Marvel Entertainment Group と合併してMarvel Enterprisesを設立したらしいです。

トイビズブランドは人気があったようでマーベル・エンターテインメントの玩具販売部門として継続します。

そんな中、2000年にスパイダーマンクラシックシリーズが始まります。

・スパイダーマンクラシックシリーズ

スパイダーマンクラシックシリーズ

スパイダーマンクラシックシリーズはスパイダーマンに出てくるキャラクターを6インチサイズで立体化したシリーズでした。

多くの付属品や遊び心に富んだギミック、レベルの高い造形と個人的には大好きなシリーズです。

後に販売されるマーベルレジェンドシリーズと同時に展開していきました。

上の写真はスパイダーマンクラシックの中で最高の傑作である”スーパーポーザブル スパイダーマン”です。※ハズブロ再販版

この可動範囲の広さは当時衝撃的であり、これだけ自然にしゃがんだポーズをとれるスパイダーマンのフィギュアは他に無かったのではと思います。

マクファーレンのデザインにて立体化されたこともあり、入手難易度はかなり高かったです。

・スパイダーマンクラシックのギミック例

・2002年 マーベルレジェンドシリーズの始動

そして2002年についにマーベルキャラクターの6インチアクションフィギュアを展開するマーベルレジェンドシリーズ1が発売されました。

マーベルレジェンドシリーズはスパイダーマンクラシックと異なり、ギミックなどはなく、純粋にポージングを楽しむための可動を優先させていたように感じます。

ヴァリアントの存在やブリスターパッケージなどアメトイ感が満載でした。

トイビズ時代 マーベルレジェンド パッケージ表
トイビズ時代 マーベルレジェンド パッケージ裏
マーベルレジェンドシリーズには購入したフィギュアのキャラクターが登場するコミックも同封されていました。
マーベルレジェンドは顔の造形が素晴らしい

トイビズ時代のマーベルレジェンドシリーズの魅力を書き出すとキリがないのですが少し書いていきます。

・マーベルレジェンドシリーズの魅力① 可動範囲の広さ

上の写真程度のポージングはマーベルレジェンドシリーズであればほとんどできます。

大型のフィギュアの場合は腹部の可動が無い場合があったり、他のパーツとの干渉などもある場合がありましたがそれでも当時のアクションフィギュアの中では広い方でした。写真はX-menシリーズのコロッサスです。

スパイダーマンクラシックシリーズ、マーベルレジェンドシリーズともに指が4本動くものもあるぐらいでした。

・マーベルレジェンドシリーズの魅力② 豊富な付属品

ディスプレイベース
乗り物の付属

豪華なディスプレイベースやバイクが付属するものもありました。

付属品にも一切手抜きは無く良い感じに塗装されており、しかも付属品が多いからといって値上がりなどはなく1000円台で購入できていたように思います。とんでもないコストパフォーマンスです。

・マーベルレジェンドシリーズの魅力③ サイズが違っても同じ価格

上の写真は全てマーベルレジェンドシリーズのフィギュアですが、これだけ大きさが違います。

それでも全て一緒な価格で販売されていた、いい意味で雑な価格設定がアメトイっぽくて魅力でした。

・マーベルレジェンドシリーズの魅力④ ビルドフィギュア

同シリーズのフィギュアを全て集めれば、各フィギュアに同封されたパーツを組み合わせて大型フィギュアが完成しました。

写真はシリーズ12のアポカリプスですが、高さ約37㎝程でこの迫力は素晴らしいです。

また、マーベルレジェンドシリーズより派生したシリーズも出てきます。

・マーベルレジェンド ICONSシリーズ 12inchアクションフィギュア(スパイダーマン ウルヴァリン アイアンマン キャプテンアメリカなど)

・マーベルレジェンド フェイスオフシリーズ(ヴィランとヒーローをセットで販売するシリーズ)

・マーベルレジェンド ショウダウンシリーズ 3.75インチ カードゲームのような感じで遊べたらしい

・マーベルレジェンド ボックスセット ハウスオブエム版のハルク、アイアンマンなどをセットにしたり、スパイダーマンとデアデビルなど関係するフィギュアをセットにしたり色々

フェイスオフシリーズよりハルクvsリーダー

他にもマーベルレジェンド、スパイダーマンクラシックと並んでX-MENの6インチフィギュアのみを展開するX-MENシリーズもありました。

X-MENシリーズ

X-MENシリーズはこのシリーズのためにデザインされたようなコスチュームもあり、個人的には大好きでした。

スパイダーマンクラシックのようにギミックで可動が死んでいるケースもあったのでどちらかというと子供向けに展開されていたのではと思います。

・トイビズ版マーベルレジェンドシリーズの終了

トイビズ版マーベルレジェンドはシリーズ15 モードックシリーズにて2006年に終了となります。

MARVEL ENTERTAINMENTは2006年1月にハズブロとライセンス契約を結び、その結果トイビズはマーベルの製品を作ることが出来なくなりました。

ただトイビズのマーベルレジェンドは私が思う、アメトイの理想形でした。

素晴らしい造形、広い可動範囲、低い価格設定、頑丈な関節、アメコミのデザインをそのまま立体化する姿勢。

今でもフリマサイトなどで見かけては購入してしまいます。

レジェンダリーヒーローシリーズ

トイビズはマーベルトイズとして名を改め、レジェンダリーヒーローズシリーズを展開します。(シリーズ1~2)

ジャッジドレッドやサベッジドラゴン、シンシティなどマーベルではないアメコミのキャラクターを立体化しており、個人的は期待していたのですが、シリーズ2で終了し、2007年に倒産したようです。

レジェンダリーヒーローシリーズもビルドフィギュアや高いレベルの塗装など良いシリーズだったのですがとても残念でした。

レジェンダリーヒーローシリーズより

MARVEL LEGENDS (マーベルレジェンド)について2 ~ハズブロ~に続く

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